週刊読書マラソン第22号は、小林昌樹『調べる技術―国会図書館秘伝のレファレンス・チップス―』(皓星社、2022年)です。 どういうわけか昔からレファレンス界隈の仕事になんとなく興味があるのと、身近にこれを仕事にしている人もいるので、本書は前から気に…
週刊読書マラソン第21号は、今井むつみ『英語独習法』(岩波書店、2020年)です。 以前気になって軽く手に取った覚えはあるのですが、きちんと読んだことがなかったのと、ふとしたきっかけで最近また英語学習への熱が再燃してきていることもあって読んでみま…
お盆ですね。週刊読書マラソン第20号は、青田麻未『「ふつうの暮らし」を美学する―家から考える「日常美学」入門―』(光文社、2024年)です。 「ふつうの暮らし」を美学する~家から考える「日常美学」入門~ (光文社新書) 作者:青田 麻未 光文社 Amazon 本…
学位取得やら、ピンチヒッターのお仕事やら、学位記授与やら、コロナ感染やら……と挙げたらキリのない怒涛の日々で月刊になっておりました。週刊読書マラソン第19号は、渡辺貴裕『小学校の模擬授業とリフレクションで学ぶ 授業づくりの考え方』(くろしお出版…
なんとか隔週刊にしようとしている週刊読書マラソン第18号は、高橋則夫『刑の重さは何で決まるのか』(筑摩書房、2024年)です。 学部1年のとき、著者の刑法総論を取っていたので、軽妙な語り口に懐かしさを覚えながら読みました。 刑の重さは何で決まるのか…
週刊読書マラソン第17号は、岡野八代『ケアの倫理―フェミニズムの政治思想』(岩波書店、2024年)です。明らかに週刊ではなくなってきましたが、月刊よりは更新頻度が高いので、まだ粘りたいと思います。 ケア倫理はちょうど一度きちんと勉強したいと思って…
週刊読書マラソン第16号は、祐成保志・武田俊輔編『コミュニティの社会学: Sociology of Community Life』(有斐閣、2023年)です。あまり読まないジャンルの社会学の本なので、それなりに読むのに時間がかかりました(当然のようにまた1週スキップ)。 コミ…
週刊読書マラソン第15号は、鈴木哲也・高瀬桃子『学術書を書く』(京都大学学術出版会、2015年)です。繁忙期にかまけていたら(?)、また1週空いてしまいました。 学術書を書く 作者:鈴木 哲也,高瀬 桃子 京都大学学術出版会 Amazon 本書の構成 序 章 Publ…
週刊読書マラソン第14号は、藤間公太『代替養育の社会学―施設擁護から〈脱家族化〉を問う―』(晃洋書房、2017年)です。また1週空いてしまったので、某手帳よろしく「ほぼ週刊」などと名乗った方がよいかもしれません。 本書の著者とは面識はないものの、ち…
週刊読書マラソン第13号は、岡真理『ガザとは何か―パレスチナを知るための緊急講義―』(大和書房、2023年)です。この週刊読書マラソンは、基本的には私自身の専門や仕事とは関係のない読書をするための一つのきっかけとしてやっているのですが、今回のこの…
学位論文提出のためさすがに更新できず、2週間休刊しておりました。気を取り直して週刊読書マラソン第12号は、筒井淳也『未婚と少子化―この国で子どもを産みにくい理由―』(PHP研究所、2023年)です。 未婚と少子化 この国で子どもを産みにくい理由 (PHP新書…
週刊読書マラソン第11号は、中田達也『最新の第二言語習得研究に基づく 究極の英語学習法』(KADOKAWA、2023年)です。水曜日に間に合わなかった……。 最新の第二言語習得研究に基づく 究極の英語学習法 作者:中田 達也 KADOKAWA Amazon 本書の構成 第1章 英…
週刊読書マラソン第10号は、小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(岩波書店、2023年)です。岩波ブックレットなのですが、2月は忙しい日々が続くので、しばらくライトな読み物が続きます。そしてやっぱり月曜更新にはできません…
週刊読書マラソン第9号は引き続き、田中洋子編著『エッセンシャルワーカー―社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか』(旬報社、2023年)です。なんとか読了することができました。しばらく忙しい日が続くので、来週はライトなものを読みつつ、更新…
ついに更新が水曜にもつれ込みました……。週刊読書マラソン第8号は引き続き、田中洋子編著『エッセンシャルワーカー―社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか』(旬報社、2023年)です。 今週もバタバタしており、第3部しか読み終わっていません。 エ…
もはや毎週火曜日更新と名乗った方がいい気がしてきました。週刊読書マラソン第7号は引き続き、田中洋子編著『エッセンシャルワーカー―社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか』(旬報社、2023年)です。 先週はやや忙しく、第2部しか読み終わりま…
今週も1日遅れの更新になってしまいました。週刊読書マラソン第6号は、田中洋子編著『エッセンシャルワーカー―社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか』(旬報社、2023年)です。 コロナ禍で注目された「エッセンシャルワーカー」に光を当て、その…
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 1日遅れての更新になってしまいましたが、週刊読書マラソン第5号は、トーマス・S・マラニー、クリストファー・レア『リサーチのはじめかた―「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法―』…
週刊読書マラソン第4号は、村上祐介・橋野晶寛『教育政策・行政の考え方』(有斐閣、2020年)です。 教育政策を専門としている東大のお二人の先生が書かれた教育政策・行政の教科書で、従来の個別の教育政策を論じる「トピック型」ではなく、理論的な概念や…
週刊読書マラソン第3号は、春風社編集部編『わたしの学術書―博士論文書籍化をめぐって―』(春風社、2022年)です。 今のところ、特に書籍を出版する予定は自分はありませんが、研究者が自身のキャリアや著書の出版について綴る試みはあまり目にしたことがな…
週刊読書マラソン第2号は、山田優『ChatGPT翻訳術―新AI時代の超英語スキルブック―』(アルク、2023年)です。 GPT-4の課金をしようと思ったら新規登録ウェイティングリストに入ったまんまの私ですが、どのようにすれば有効に使えるのかに関心があります。た…
週刊読書マラソン第1号は、森山至貴・能町みね子『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ―性と身体をめぐるクィアな対話―』(朝日出版社、2023年)です。 読む本は「研究書でなくともよい」と書いたそばから対談本ですが、非常に面白く読めました。お台場の久保みね…
「週刊読書マラソン」を始めます。 研究や仕事で必要があって読む本は当然日々読んでいるのですが、そうでない本をできるだけ継続的に読む強制力みたいなものを作りたいと考えて始めます。 ここでの「本」は、以下のようなものをイメージしています。 単著ま…