週刊読書マラソン

積読消化をめざすささやかな悪あがきの記録

渡辺貴裕『授業づくりの考え方』

学位取得やら、ピンチヒッターのお仕事やら、学位記授与やら、コロナ感染やら……と挙げたらキリのない怒涛の日々で月刊になっておりました。週刊読書マラソン第19号は、渡辺貴裕『小学校の模擬授業とリフレクションで学ぶ 授業づくりの考え方』(くろしお出版、2019年)です。

 

 

今回からは、更新のハードルを下げに下げるため、「本書の構成」を割愛したいと思います。

 

本書の面白かったところ、新しく学んだところ

一番最後に「ポイント一覧」があり、それももちろん役に立つのですが、個人的にはそうしたポイントそのもの以上に、「どうやって模擬授業によってリフレクションを行うのか」が具体的なイメージとして立ち上がっているのが本書のかけがえのない魅力だと感じました。最後の付録セッションとか、学生さんが実際にリフレクションを体験してみるのにとても良さそう。

また、合間合間のミニレクチャーも、模擬授業やリフレクションにあたって気をつけたいポイントがコンパクトに示されていて示唆があります。こちらは教師教育者にとって勉強になるところばかりで、授業研究や教育方法論系の授業にいつかぜひ活かしてみたいなと思いました。